ダイエットのパーフェクトNAVIブログ:13 5 2018

15-05

「背中を洗ってくれないか」
と、親父に言われた。
このパパというのは、実は奥さんのお父さんである。

ボクは一瞬戸惑ったが、
「え?!あっ!はいっ」
と言いながらタオルを構え、親父の背中にあてがった。

初めてお父さんの背中というものに触れた。
なんか丸っこくて大きくて、何だかゴツゴツしている。

上手に洗ってあげようと思えば思うほどうまくいかない。
タオルがねじれてしまう…

今度は父親が俺の背中を洗ってくれるらしい。
私は静かにパパに背を向ける。

父親は、なんていうか、力加減を知らない。
すごく力強くて、体についている必要なものまで
洗い流されてしまいそうな感じ。

思わずおれは、身をよじってしまった。
「すまん」親父は申し訳なさそうに、
「ムスコの背中を洗うのは難しいな」と言った…

オレは物心のついたころから、
女手ひとつで育てられてきた。

我が家に父親がいないことを悲しがらなかったのは、
母の育てかたが上手だったからだと思う。
溢れんばかりの愛を注いでくれたので、
わたくしはとても幸せだった。

とは言え
父のことを思わなかった訳ではない。

ただ、そのときわたしがイメージするものは
どれも好感の持てないものばかりだった。

無口!ガンコ!厳しい!
正直、「父は怖い」という印象しかなかった。

そんな僕に父ができたのは、
あたしが結婚をしたからだ。

家内の親父は、俺にとって不思議な存在だった。
格好なんてつけない。不器用だけどまっすぐ。褒められると照れ隠しする。
大きなお世話なことばかりする…

おれは、父というものに対する印象が
まるっきり変わった。